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プロフィール
HN:
ヒカゲハスマ
性別:
女性
職業:
春から専門学生
趣味:
カラオケ/現実逃避/詩もどき
自己紹介:


↓近頃のわたくしめ↓

・またハブラr..ハレルヤー!!
・意外とアレだぞフロシャイム!
・ムテムテでボンボンっ♪
・君の愛を得るためなら戦士にもなれるさ!

そして常にさんほらーい
つっこ!アリプロ!
…そんななまけもの。
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不意に、消えました
飛沫は飛んで
来ませんでした
彼方で君は
泡(あぶく)となり

合わす眼(まなこ)
逸らす眼(まなこ)
散々 躊躇い
僕を悩ませた
君が与えた口上も
全てが上の空
全て眼前の海
序章もなく幕引

兆候の飛沫
目を引いた息吹
凝らせばそこに
吐き出した息
見えました、?

微かな安寧
濁らす暗澹

映しとり
損ねた
僕の眼(まなこ)

既に 暗がり
とうの昔に
覆われた僕
灯された、最後
手向けの、泡沫
PR
望む自分が知りたくて
それを見つける旅に出た
かけがえのない個
より異なる色
求めるあまりさまよった
求めるあまり失った

途方もない旅路
独りきり
虚が侵す

歩みを続けるこの足は
悲しい習慣
僅か 望み
見捨てられずに

靴擦れも始まり
弱すぎる心に
雨は唾を
風はため息を
吐き捨ててゆく

それでも
見捨てられなかったのは
歩んできた道が
土を蹴る僕の足を
温度かすかに
強く生暖かく
見送ってくれたから

報いるためにも
歩む旅路は
きっとまだ
この先に、
冷たい風が踊る
それすらもやけに
楽しげに見える
白の中、赤、緑
信じてはいない
君のためにも

巡ろう 光の中
ささやかに 願い事
『一年の後もまた
 君と同じ時を、』と
緩やかに下り坂
見えたなら、二人
恐れる前に、一緒
駆け下りてしまえば

冷たい風が踊る
それすらも、今
光に飾られ
街の中、赤、緑
まだ信じたい
僕のためにも

またね、と

手を振った聖夜
さくり、と
刺さる音がしたんだ
心臓めがけて
のまれてゆく
のみこんでく

刃の尾っぽまで
全部のまれたら
いつもより平然
悠然と柔らかな
過剰に穏やかな
顔がひとり歩き

大丈夫ですよ
だから触れないでね
入り口はまだ
滲み、柔らかい

丸ごとのまれた
刃など常のこと
隠し立てすりつもり
なんてないんだよ

ほんとはね、

奥からまるごと
抜き取る君の手を
今もひたすらに、
待ち続けて
いるんだよ

根こそぎの
痛む、救いを
抜け出した
毒の玉が
僕を連れ出して
晒された
涙と棘
吸い込まれる

そんなつもりはないよ
そんなつもりはなくても
これは君のせい
問われた愚問
差し出された棘
ただ口を閉ざすだけで

落ちてきたんだ
昨日 僕のおもちゃ
振りかざした両の手が

涙したんだ
見守るテディベア
明日の両の手が
優しく包み込んだ

僕は口を開いた
僕は君に願った

僕にありふれた毒
溶け出させる傍らの温度
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