■繊細すぎた型(仮)

明らかなる鎖も
『断ち切る訳にはいかない』、と
耐え忍ぶ貴方
逃げ出しそうだった私は
貴方の姿に足を止め
もがく事の無いその四肢を
強く 強く抱き締めて
鎖を溶かしてしまいたかったのに

近寄ると貴方は
微笑みました
『大丈夫だよ』と
微笑みました

触れると貴方は
涙しました
『ありがとう』と
涙しました

その安らかな雫は
私をも煌めかすのに

貴方を赦してあげられない
この四肢を呪いながら
座り込んだ

貴方はまだ鎖を
解き放つことを拒んでる


ゆっくり確実に
食い込むそれは
貴方を赦しはしない
戒めは貴方が貴方を
赦すまでは
まだ消えずに
食い込むだけだよ

おいで

その鎖は罪じゃない
罪を侵しそうな自分を
恐れて絡みついた鎖

痛みに耐えた貴方は
今のままじゃ輝けない

だから おいで
解き放ったら
貴方は今こそ、
泣き笑い 光るから

その光へ、私も
道連れにして

絡まりそうな鎖は
私が解いてあげるから















。。あとがき。。


そもそもは、

自分の持つ自制心によって
自分を苦しめてしまうような
そんな優しすぎる
不器用な人について
書きたかったんです、が…

なんか脱線した、ぜ

流石私(ノ∀`)←





まあある程度の自制心がなきゃ
常識的に、生きていけないんだけどね。

自制してばっかだとまた
生きてらんないからな、うん。