■灰(仮)

[今日は、落書きノートの中から
掘り起こしてうｐ祭りだワッショイ!←]

―――

突然に見えなくなった玉を
あと少し、追いかけたくて
思い切り手を伸ばしたんだけれど
少しだけ触れた
あれは…“宝石”？
…違う 探していた物は
もっと薄汚れた青色だ

よく見れば
良い味が出ている様な
感動で涙するような
あまりにはっきりしない色なんだ
…そうだ。
点滅していて掴みづらいんだ

なる程、目を離した隙に
見知らぬ誰かに磨かれて
灰を捨ててしまったんだね
あれ程積もるにも
年月が必要なのに
勿体ないことをしたね

ならばここに積もる白･黒
これは君が落とした
燃えカスだね
光の反動で放たれた
かつて僕が愛した色

君たちはやがて
どこかへ飛んで
何かの肥料になるのかな
ならば その内のひとつまみ、
僕の養分。
いただいて帰ろう

あんなに慈しんでいた
僕は恐らく、とてつもなく滑稽で
それでも、酷く重なったんだ、あの日。
これくらい貰ってもかまわないよね。
拾ったらすぐ帰るからさ


ばいばい またいつか。
















――●あとがき●○


輝いて離れてゆく

大好きだった君へ。



…そんな詩。