■束の間の太陽(仮)

数分前の咄嗟の思いつきで、
【一日、一詩(いちにち、いちうたい)】
なんてことを、やってみようか、と。

　まず一日目。
――――――

染まりあう政(まつりごと)も
終われば皆、魔法も溶けて
ひしめきあっていた姿は
影も形もなく引いてゆく
咲く間際に手を引かれて
私はそこにはいなかった
引く間際に痛み出して
私はそこにはいられなかった
「さよなら」も告げぬ間に
束の間の太陽の街
きっと次の年も　私に
過ぎるのは幻だろう
痕跡はもう何処にも無い
ほんの何秒前のはずの
束の間、魔法の横顔は涙を連れてゆく
あと少し 抱きしめていたかったのに
問答無用　引いてゆく束の間の輝き

。。あとがき。。

いちにちいちうたい。
なんか誰かやってそうなネーミングですが、
まあとりあえず、
書き溜めしていた散文を
ブログに書く、って訳じゃなく、
その日書いた詩があればそれを、
なければその場で何か散文を
ひねり出してみたりなんぞしようか、と
考えていたりいなかったり。

…あれです。

数書いてれば文章力も多少は
アップするんではなかろうか、と。


因みに今日の散文は、
何か書こう！と思って
捻り出したものです。

“魔法が溶けたら引いていく”
っていうニュアンスの言葉は、
サイトの“溝”っていう
ちょっとしたつぶやきっていうか
掃き溜め(←)っていうか
そんな所に何気なく書いた言葉を
もとにしてみましたよ。

祭りの後は寂しいよね、っていう
みんながそこから離れて行って
一体感とかも全て失って
幻だったと気づくんですよ、ね




あんなにも
楽しかった
のに　また
引いてゆく
明るすぎた
、ひかり。