■戸締まり(仮)

冷静さを装う事に必死で
どれくらいの時間
こうやって歩いて来たのか
よく分からなかった
あの部屋からどれくらい
離れたのだろう
勢いに任せて
飛び出したけれど
あそこには恐らくもう
誰もいないの 知ってるよ

ただあの場に居たら
帰る場所のない場所に
帰りたくなるから
飛び出してきた、けど、
遠く離れたはずの
あの部屋の扉を
出て行く時に君は
ちゃんと戸締まり出来たかな
いつも次を目指して
飛び出すのは君だった
そんな君の悪い癖
なんでこんな時に
思い出してしまうのかな

心配でたまらない
だけど離れたこの足は
あの部屋に戻る事を
簡単に許してはくれないの

飛び出した私の足
過ぎ去った君の足
交わる事を期待して
交わる事を恐れて

私はまだ遥か後ろ
締め忘れられたはずの
扉の事ばかり気にして
差し掛かった次への道標
気付かぬままに
また通り過ぎてゆく






。。あとがき。。


いちにちいちうたい。


なんだか無駄にまた
長くなってしまった…

大まかな内容は
最初の四行でもう
決めてたのに…
10行まで考えた後に
食事するために
時間を開けちゃったのが
いけなかったのかしらん…？



という、言い訳←