私に直接関わらぬ物は虚構
この手で存在を確認出来ぬ物は虚構
確認出来ていない物も虚構
最早
今の私の中では、
働かぬ脳内では、
私以外の全てが虚構と成り下がる
(…成り上がる)
そして最早
自分の存在も危ぶまれる
『はて…自分は、
思考をする生き物だったっけ…?』
全てが霞んでゆく
何もかも霞んでゆく
はっきりと曖昧になったら
最早、恐れることもない
“何が 怖いのか
何が 嫌なのか”
それも
どれも
これも
何も分からないから
そうして
幾らかの時が流れたら
もう、戻らぬ方がよし。
覚醒した とて
見えてくるのは
理不尽な現実。
怯え、不安。
ぼやけにぼやけた世界
ふわ り 浮遊し続けた心臓
それは、
逃避に逃避を重ね得たもの
恐ろしいことは―
《ゆめから覚めること》
●◎・
目を瞑り始めたときは
何も気付かぬくせに、
感覚すら手放した
今更私に触れないで
・あとがき・・
最初は普通に最近思うことを書こうと思い書き始めたのだがいつの間にやら創作がはじまりました
はて
どこからかしら
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